■記憶スケッチアカデミー
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今日の話題は、ナンシー関の『記憶スケッチアカデミーⅠ、Ⅱ』が面白すぎる件について。
この本、ある一つのテーマについて記憶のみを頼りに書いたスケッチを、一般読者から募集して発表するというものなのです。
もちろんそのスケッチの出鱈目加減が大いに笑えるわけですが、それを10倍ぐらいに面白くしてるのがナンシーのコメント。
一つ一つの絵にコメントが付いてるんですが、これがまさに絶妙。
ともすれば「ヘタクソやなぁ!」「何でこうなるの?!」だけで終わってしまいそうな企画なんですが、このコメントがあるお陰でより深く記憶スケッチを分析することが出来るのです。
あと、このシリーズの2巻には『赤パソコン青パソコン』というエッセイが収録されてて、これがかなりお勧め。
ナンシー関といえばテレビ評のイメージしかない人に、特に読んでもらいたいエッセイ。
彼女が生まれて初めてパソコンに触れて、そこから様々なことを覚えていく過程が描かれてます。
珍しく彼女自身の写真も結構載ってたり…(これがまた可愛らしい。デカいけど)。
彼女独特の視点の鋭さとか面白さが、いつもと違った面から味わえるような本でした。
ナンシー関の記憶スケッチアカデミー (角川文庫) (2003/03) ナンシー関 商品詳細を見る |
- [2008/01/14 22:38]
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コメント
これはもうあたしの中の
「爆笑本」第一位にさんぜんと輝いています。
最初電車で読んだ時はヤバかったすわー。
素人のみなさんのあの絵と
ナンシーの絶妙なツッコミ、
2つ揃ってこそ生まれた奇跡の笑いですな。
>寿司子さん
これ、寿司子さんのブログ見なかったら読まなかったかもしれません。
あのレビュ読んで興味持ったんで。
ホント、ナンシーのツッコミとイラストのコラボレーションですよね。
互いの相乗効果でより笑えるという。
もっと続いて欲しかったなー。
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