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■魔神航路 

現代社会の日本にいる少年(青年?)たちが、ギリシア神話の世界の神々とひょんなことから融合して、元の世界に戻るために協力して道を切り拓くという、冒険ものファンタジー。

ちょっと子供向けっぽい感じもするものの、特に白けることもなく最後まで読めた。
漫画とかアニメ化したら面白そう。
ここで終わっても個人的にはいいと思ったけど、どうやら続編もあるようで、そちらも読んでみたい。





魔神航路 (PHP文芸文庫)魔神航路 (PHP文芸文庫)
(2012/03/16)
仁木 英之

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■シュレーダーの階段 

突然誘拐されてどこかの一室に閉じ込められ、理不尽な「ゲーム」に挑戦せざるをえなくなる少女。よからぬ目的でマンションの一室に潜入した少年たち。交互に描かれた二つの場面が、一体どう交錯するのか...、というような内容。


何でや。何でこうなったんや。というのが正直な感想。途中までめちゃくちゃ面白かったのに。最後の最後に全部の伏線がてんでばらばらにとっ散らかってしまった印象。読み終えても何らスッキリすることがなく、ただただ残念だった。





シュレーダーの階段シュレーダーの階段
(2014/01/21)
小島 達矢

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■アズミ・ハルコは行方不明 

ひょんなことから地元で再会した男女が、一本の映画をきっかけにアートっぽいことがやってみたくなり、ある失踪中の女の顔を町のあちこちにペインティングすることを始める、というパートと、その失踪中の女(彼女の名前がアズミ・ハルコこと安曇春子)がなぜ失踪に至るのかという話のパートがあり、それらが思わぬ形で繋がって行く。


自分は安曇春子が失踪に至るまでを描いた章がすごく好きだった。
いまだにセクハラ発言連発する頭の古い上司たちとか、別に好きでもないのに他に誰もいないからずるずると付き合ってしまっている幼なじみ。希薄な人間関係しか作れなくてどんどん居場所がなくなっていく自分。
そういう鬱屈が溜まって行って、最終的に逃げ出してしまうという...。

その手の寄る辺のなさというか、八方ふさがりな感じというか、ああ分かるなーと思った。
まあ、結局安曇春子は居場所を見つけるんだけど。


あと、久宝留理子「男」から引用してる部分は思わず笑ってしまった。
登場する男のキャラクター、どいつもろくなもんじゃないし。
あくまで女の子が主人公の小説なので。

とはいえ、別に女性向けの本というわけでもなく、普通に誰が読んでも楽しめる感じなので、「ガールズ小説」と銘打たれてるのはちょっともったいないかなという気がした。

最終的には痛快ですっきりと終わるので、読後感はいいはずなのに少し切ない感じも残る。自分の中にも「アズミ・ハルコ」が存在していることに気がつかされたからかも。





アズミ・ハルコは行方不明アズミ・ハルコは行方不明
(2014/01/22)
山内マリコ

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■煽動者 

この間読んだ『攪乱者』の続編。
とはいえ、登場人物は一人をのぞいて違っているし、前作は各章ごとに3人の人物が順番に主人公を務めていた連作短篇だったのに対し、今回は一人の人物に固定された長編である。

今回は組織のうちの、「兵器」を作る「細胞」が中心。
その細胞に属する8人の男女が軽井沢の研修センターに集まり、上から指示されたテーマに沿った兵器を考案し、作製する。
兵器といってもそんなに大掛かりなものではなく、今の政府をゆるがすためのごくわずかな火種になるようなもの、今回は子供に軽い食中毒を起こさせるためにじゃがいもの芽をすりつぶしてこした液体を作る。
そして子供たちが小児科に殺到し、小児科医不足に対する政府の無策ぶりを露呈させようとするという作戦。
この辺りの微妙なさじ加減は前作と同様、リアルだなぁと思ってしまう。

ところが作業中に一人のメンバーが自室で殺害されるという不測の事態が発生。
このセンターには外部の人間はもちろん、同じ組織の人間でも今回の作戦に関わっていないものは入ることができない。
その上、全員で家捜ししても他の人間が潜んでいる様子はない。
つまり、この中の誰かが犯人であるということ。

果たして犯人は誰なのか。一体何のために殺害したのか。まだ殺人は起こるのか。
その謎が明かされて行くと同時に、組織の全貌も徐々に明かされる、というお話。


前作では明らかにされなかった組織の全貌がやっと明らかに。
殺人事件に関しては意外にあっさり解決したというか、もう少しどんでん返し的な何かがあるのかと勝手に思っていたのでほんの少し拍子抜けしたものの、ぐいぐい物語に引き込まれて楽しめた。
このシリーズはこれでおしまいなのかな。
出来ればもう少し読んでみたい。

まあ、とりあえずこの著者の他の作品も読んでみよう。





煽動者煽動者
(2012/09/20)
石持 浅海

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