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■ビブリア古書堂の事件手帖4 

『ビブリア古書堂の事件手帖4 〜栞子さんと二つの顔〜』 三上延

シリーズ第4作にして初の長編。
従来は一つ一つの物語が独立した形になってたけど、今回は1冊まるまる一つの事件を取り扱っている。

鎌倉で古書店を営む女主人栞子さんと、その元で働く従業員の大輔。
二人の元に、ある依頼が舞い込む。
それは、依頼人の恋人が遺した金庫の鍵を開けて欲しいというものだった。
成功すれば膨大な江戸川乱歩コレクションの買い取りを任されることもあり、二人は何とかその鍵を探し出し、暗号を解こうとする。
謎解きあり、母娘の確執あり、どんでん返しあり、ラブロマンスあり(笑)、と読みどころも満載。



という、大まかに言えばこんなお話。


このシリーズの一番好きなところは、出てくる本をどれも読みたくなるところ。
今回は乱歩ばかりだけど、どれも面白そうに思える。
というか実際読んだこともあるので面白いのは分かってるんだけど。
内容忘れてるだけで。

栞子さんが本について熱く語るシーンを読んでいると、この作者本当に本が好きなんだろうなぁと思う。
栞子というキャラクターを媒介して自分の言いたいことを書いてるんだろうなぁと。
ミステリなので謎解きの面白さももちろんあるんだけど、まるで親しい友達におすすめの本について聞いてるような心地よさがあって、そこが自分は一番好き。

乱歩は一部の作品だけ読んでるけど、まだまだ未読のもたくさんあるので、また読んでみようと思った。





ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)
(2013/02/22)
三上 延

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シリーズの中で今作が一番好きかも。




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■脳男 

『脳男』首藤瓜於

最近映画化され話題になったこともあり、再読してみた。
例によって内容をほとんど覚えていない自分に驚愕しつつ......。


連続爆弾犯のアジトに潜入した刑事・茶屋。
そこで茶屋は、犯人と格闘する謎の男・鈴木一郎と出会う。
結局連続爆弾犯の片割れとみなされた鈴木は、精神鑑定を受けることになるのだが、その担当医師になったのが主人公の真梨子。
彼女は鑑定を進めて行くうちに、彼のある重大な異常さに気がつく。
彼は一切感情というものを持たない人間だったのだ。
普通に会話したり、冗談に笑うことも出来るので一見分からなかったのだが、実はそれは全て学習した上での反応だった。
一体鈴木一郎とは何者なのか。
どういう人生を送ってきた人間なのか。
真梨子は必死でそれを探ろうとする。
そんな中、鈴木が入院する病院に爆弾が仕掛けられて......。




とにかく先を知りたくてページをめくる手が止まらない。
前半は、鈴木一郎という男がどんな風に生まれ育ってきたのか。
後半は、病院に仕掛けられた爆弾による騒ぎがどういう結末を迎えるのか。
読んでいて非常に楽しい(明るい話ではありませんが)。

一つ気になったのは、登場人物のセリフが芝居がかってるところ。
まるで翻訳小説を読んでるかのよう。言い回しとか。
そんな言い方しないだろ、みたいな。
キャラクターにしても、ちょっと現実離れしたような、極端に言えば「そんな奴おれへんやろ」みたいな印象を受けたりした。

まあ、それも慣れればそれほど気にならないけど(笑)。


これ続編も出てるみたいなので、そちらも読んでみたいと思います。





脳男 (講談社文庫)脳男 (講談社文庫)
(2003/09/12)
首藤 瓜於

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