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■盤上の敵 

『盤上の敵』 北村薫

我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。警察とワイドショーのカメラに包囲され、「公然の密室」と化したマイホーム!末永純一は妻を無事に救出するため、警察を出し抜き犯人と交渉を始める。はたして純一は犯人に王手(チェックメイト)をかけることができるのか? 誰もが驚く北村マジック!!(アマゾンより)



何度か読もうとしたものの途中で挫折してしまっていた本。
ちょっと嫌な描写が多いんだよね。
もちろんそれは作者の意図するところなんですが。
あと、感情移入出来る登場人物がいないというのもあるのかも。


登場人物の中に絶対的な悪と呼べる人物が出てきます。
その辺りが自分にはちょっとリアルに感じられない。
本当にそんな悪人がいるんだろうか、と。
いや、別に世の中の人がみな善人だなんてこれっぽっちも思ってませんけどね。
それにしても、っていう。
でもいるんだろうなぁ、たぶん。
本当にこういう悪としか呼べないような存在が。


それはそれとして、この小説は普通にミステリとして楽しめる作品になってます。
トリックもありますし、伏線も色々張られてますし。
探偵は出てきませんが、最後の大きなトリックの種明かしの部分では、本格ミステリ特有のカタルシスをちゃんと得られます。

でも読後感は良くないので、気分的に落ち込んでる時には読まない方がいいのかも...。
そんなにおススメという感じでもないですが、読んでみる価値はある本だと思います。





盤上の敵 (講談社文庫)盤上の敵 (講談社文庫)
(2002/10/16)
北村 薫

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伊達マスク 

風邪を引いたわけでも花粉症でもないのにマスクをする(伊達マスクとかいうらしい)若者が増えているというニュースを小耳に挟んだんだけど、何となく自分もその気持ちが分かる気がする。

マスクをしてると、すごく気分が楽なんだよね。

自分は元々苦手でした、マスク。
付けると視界も狭くなるし(特に下の方が見づらい)息苦しいし、異物感のようなものが耐えられなくて。
でも数年前に新型インフルエンザが流行したあの騒動の時に、嫌々ながら仕方なく付けているうちに、慣れてきたのかあまり違和感がなくなってきた。

そうするうちに、マスクをすることによって気分が楽になるという効用があることに気がついたんです。
変な話、顔が半分隠れていることによって、何だか自分自身の姿も他人から見えにくくなっているような、自分という存在が消えているとまではいかなくても、少し霞んでいるような、そんな感覚があって。
いわば透明人間に近いような感覚。

そんなわけないんですけどね、もちろん。
でもその誰からも注目されていないという開放感が、何だか心地いいんだよね。
自由な感じがして。

ただ裏を返せば、そういう感覚を心地よく感じるのは、日頃自分がみんなから見られているんじゃないかという、とんちんかんな自意識を過剰に持っているということに他ならないわけで。
どんだけ自分が注目されてると思ってるんだか、という。
お前なんか誰も見てないよ、と言いたくなりますが。我ながら。


冒頭に述べた、若者に伊達マスクが増えている理由が同じものなのかどうかは知りませんが、伊達マスクをつけたくなる気持ちは分かるなぁと思ったのでした。




ナマ秦基博 

昨日グランキューブ大阪であった秦基博のライブに行ってきました。

彼の歌を聴き始めて数年、生でその歌声を聴ける初めての機会ということで、ずっと楽しみにしてたライブだったんですが、期待以上に良かったです。

ステージ自体はシンプルで、バンドはギター、ベース、ドラム、キーボードという編成。
間のMCで前日にメンバー全員でエレベーターに閉じ込められた話もしていたり(ツイッターでもリアルタイムで呟いてたけど)、詳しくは書きませんがある曲でちょっとしたお遊び的な演出もあったりして、とにかく仲の良さが伝わってきます。

セットリストは、Documentaryツアーと銘打ってることもあり、アルバム『Documentary』の曲全曲と、あとは他のシングルやアルバムからの曲、カップリングの曲なども。
一曲目「今日もきっと」で舞台に登場した瞬間、ああ本物が目の前にいるんだと思ったら肌が粟立つような感覚に陥りました。
秦基博が目の前で歌ってるよ!って。

あと個人的に一番好きな「dot」を聴けたのは心底感激しました。
これ本当に生で一度聴いてみたかった曲なので。
「僕らをつなぐもの」「虹が消えた日」「Documentary」は、感動してじんわり涙が。
特に「僕らをつなぐもの」は弾き語りだったんですけど、声が本当に透き通るように綺麗で繊細で、それでいて芯の通った強さのようなものを感じさせられ、ああやっぱりこの人の声はすごいわと再認識させられました。

正直最初の数曲は観客側と一体感がまだなくて、若干気持ちが乗り切れない部分があったんですが、ライブが進行するごとにそれが薄れていき、この空間に自分がいることがすごく幸せに思えてきて、ああ来てよかったと心から思えました。


ぜひまた次のライブツアーにも行きたいなぁ。
今回は2階席だったので、出来れば次回はもっといい席で。
ファンクラブ入ろうかしら(笑)。




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