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ドロドロ系 

あ、そうそう。

ここで柴田淳情報を。


アルバム『親愛なる君へ』から「愛をする人」が9月にシングルカットされるそうです。
今回は映画「おろち」の主題歌というタイアップ付き。

映画の内容はあんまり知らないので、曲の世界観と合ってるのかどうかは分かりませんが…。
あ、でもこの映画のために書き下ろしたんだから、合ってないわけないか。



この歌の出だしがいいんですよねー。

私のこと愛せないなら 私を愛してくれる人を 探して下さい
どうかお願い 私にください 私にください…




ある意味しばじゅんの真骨頂である、女の情念の世界。
ドロドロ…。



今回のジャケットがすごく綺麗。
元々美人だとは思うけど、更に美しく…みたいな(笑)。
少し痩せたのかも?


愛をする人


あんまりシングルCDは買わないんだけど、これはちょっと欲しいかも。
通常盤のジャケ写の方が好きかな。
PVが良くなかったら通常盤でもいいか。

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■眠れるラプンツェル 

『眠れるラプンツェル』 山本文緒

「暇ですなあ」。そう呟いて、ひとりで笑う。昨日も、今日も、明日も、夫は帰らない。
子供のいない専業主婦歴6年。私の唯一の仕事は週一回の生協の集まりに参加することだ。
私は私に満足していた。それなのに……隣の家の子供に恋してしまうとは!新しい世界は開けるのか?
(引用)




最近ハマりつつある山本文緒。

彼女の作品には、言葉で言い表すことが難しい色んな感情が丁寧に描かれていると思う。
特に孤独感。
結婚していようが、家族がいようが、独身であろうが、誰もが心の片隅に抱えているような孤独感に、胸が締めつけられる思いがする。
そしてその孤独感が主人公の中で徐々に、澱のように心の底に溜まっていく様子が、隣の子供に対する恋心が育っていくのと重ね合わせるように描かれている。

切なくて悲しいけれど、どこか希望もあるようなラストがとても印象に残った。



眠れるラプンツェル (角川文庫)眠れるラプンツェル (角川文庫)
(2006/06)
山本 文緒

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